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■チャットGPTはどれほど凄いのか?
・去年11月のリリースからわずか2か月で、月間のアクティブユーザー数は1億人を超えた。
・医師資格試験への回答をさせたところ、合格点とされる60%以上の正答率をほぼ クリアできた。またMBA経営学修士の記述試験を解かせたところ合格点に達した。
■チャットGPTの仕組みは?
基本的には次の単語の予測をやっているだけ (単語と単語を確率的につないでいく だけ)。ただそのAI大規模言語モデル(1750億パラメータ)が非常に巨大なので
精度が高まっている。その中で色々な手段で補正をしている。
■質問を掘り下げていったらどうなるか?
(質問)日本の少子化を改善するためには?⇒(複数回答あり)⇒(回答の中の一つに対し質問)具体的な解決策はありますか?⇒(ほぼほぼまともな回答)。
ただ少子化問題を 理解しているわけではない。あくまでも質問に対して言葉を組み立てているだけ。インターネット上の文章とかQAサイトとかいっぱいあり、答えの文章を次々と単語を予測しながら作っていく。知的な感じがするが実際には、単に単語と単語をつないでいるだけ。
■使用法を巡っての問題は?
・スタンフォード大学の調査では、学生の17%が 宿題や試験でチャットGPTを活用。
・ニューヨーク市は学校の端末から、チャット GPTへのアクセスを禁止する措置をとった。
・ロンビアの裁判官が チャットGPTを判決文作成に使用し波紋が広がっている。
・Amazoncomのウェブサイト上でチャットGPTが著者として記載された電子書籍が200種類以上確認された。チャットGPTの利用を明示していない書籍も多数あるので、書籍の数を完全に把握することはほぼ不可能
■チャットGPTの政治的な中立性(USAの世論の例)?
チャットGPTは単に確率的に単語を並べているだけなので、AIの巨大大規模言語モデルに保存される情報次第。ある程度分量があってきっちり書いてる ものの方が有利になる。
■懸念されること(誤情報)
「岸田文雄氏について教えて」と聞いたところ、生年月日、出身地、卒業大学等々、誤情報が返ってきた。
■誤情報の要因は?
・AIに既存されている文章の間違い。
・確率的に単語をつなげることからくる間違い。ファクトを並べるようなものは文章とは違うのでやや間違えやすい。
・チャットGPTには無知の知がない。人間は知っていることと知らないことを区別できる。チャットGPTは知らないことにも一生懸命文章を並べていくので間違った文章が出てくる。
■従来の対話型AIは?
従来の対話型AIはだいたい炎上して終わっていた。ユーザーが変な質問をするとヒトラーを礼賛したりとかしてすぐにサービス停止に追い込まれていた。チャットGPTは差別とか、誹謗中傷とか、
攻撃的な文書、無責任な予想をしないなど、非常に丁寧に コンサバティブに応えるようにできている。だから事実かどうかは、実はそれほど今のところは重視していない。今後それらをクリアし、ファクトというものをきちんと重要視する段階に上がってくると、より精度が上がってくる。
■チャットGPTとgoogleとの対話型AIの開発競争
マイクロソフトが投資し開発されたチャットGPTに、危機感を示しているのがGoogle。キーワード検索で、ダントツのシエアを誇るgoogle
だが、何かキーワードを入れて表示されたサイトの一覧表から、希望するサイトを開き、答えを見つけないといけないというのに比べて、チャットGPTのように質問を投げると直接答えてくれる方が利用者にとっては便利。パソコン、スマホ等の
利用者がWebページを見る機会が少なくなるので、Googleの最大の 収入源であるネット広告収入が大幅減となる。
SNSやブログのサービスが継続できなくなる可能性がある。そうすると個人の情報発信の機会も減ってきて、Web全体の情報が枯渇てくることもあり得る。
(松尾氏)こういった技術は数年後には、我々の生活を大きく変えていくと思う 。最先端の技術がこのように身近に触れやすく出てくることはなかった。ぜひ皆さん試しに使ってみて、この可能性を感じて欲しいと思います。